2010年1月5日火曜日

寺内 妙見神社(千葉県船橋市西船橋周辺)

宝成寺より徒歩数分北へすすむ。
左側の台地の上に妙見神社がみえた。 案内によると、往古は海の入り江であったらしい。本日巡った、春日神社葛飾神社宝成寺、そしてこの妙見神社はすべて海沿いの台地に作られている。 台地は古代人の住居地であり、時代がぐぐっと下った後も集落や寺、神社がある場所なのだ。










この地は「寺内」と称し、鎌倉時代から寺院内の集落として栄えてきたという。 御祭神は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)で、「古事記」によると天地開闢の際に高天原に最初に出現した神だ。妙見菩薩と習合し妙見大神として、千葉県北部(下総国)一帯で栄えた豪族・千葉氏が尊崇した神である。




この妙見信仰は、農耕など民衆の生活に根ざした信仰ではないため、ここに祭られているということは、千葉氏の勢力がこの地と関わりがあったことを意味するので非常に興味深い。一族の館なんかも鎌倉期辺りにはあったんだろうな。


本殿は一間社流れ造りで、江戸時代末期の造営。


本殿より、集落を見下ろす。江戸期には水田が、古代には海が広がっていたんだろう。
参拝を済ませて、またも道を北へゆく。





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